パソコン上でデータの保存するに必要不可欠なHDD、様々なメーカーから多種多様なHDDを販売している中で
本記事では、seagate(シーゲイト) barracudaシリーズ2TB内蔵ハードディスクst2000dm008について特徴や製品仕様の紹介・実際に購入して使ってみてどうなのかをレビューしていきます!
seagate(シーゲイト) barracuda2TB内蔵ハードディスクのst2000dm008
こちらが今回、紹介するseagate(シーゲイト) barracudaシリーズ2TB内蔵ハードディスクのst2000dm008になります。
Amazonで¥6,823円で購入しました。
年々とHDDの価格が下がってきている中で、2TBの容量のものが¥6,000円台でと言うのは結構安いです。
外箱の表面は、カッコ良い感じの絵面になっています。
箱の裏面には、seagate(シーゲイト) barracudaシリーズとseagate(シーゲイト) barracuda Proシリーズのそれぞれ製品特徴が書かれています。
- barracudaは、標準的なPC使用環境で1日8時間かける5日稼働、日常的な使用に最適なハードディスクドライブ
- Multi-Tier Caching Technology™がインテリジェントな多層システムでデータを高速転送
- PCアプリケーションを想定した、年間55TBの作業負荷率
- 製品2年保証
箱の側面には、barracudaシリーズとbarracuda Proシリーズの容量のラインナップとインターフェース、厚さの記載がされています。
今回は、2TBを購入しましたが、barracudaシリーズでは、最大8TBまで取り扱いがあります。
さらにbarracuda Proシリーズでは、倍近くの最大14TBまで取り扱いがあります。
barracudaシリーズ 容量ラインナップ | barracuda Proシリーズ 容量ラインナップ |
---|---|
500GB | 2TB |
1TB | 4TB |
2TB | 6TB |
3TB | 8TB |
4TB | 10TB |
6TB | 12TB |
8TB | 14TB |
容量のラインナップが豊富だ!
HDD本体の厚さですが、今回は2TBなので26.11mmとなります。
- 19.99mm(500GB)
- 20.20mm(1TB)
- 26.11mm(2-14TB)
勿論、記録領域が多ければ多くなるほどHDD内のプラッタの枚数が増えるためHDD自体の厚さは厚くなっていきます。
プラッタ(Platter)とは、ハードディスクドライブやフロッピーディスクと呼ばれる磁気ディスク装置の、平滑な円盤状の記録用部品のことである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』プラッタ
今回は、別のHDDは用意していないので比較はできませんが…
ただ、厚くなると言ってもほんの数ミリなので目で見て分かるか分からないぐらいで、たった数ミリでPCケースに取り付けが出来なくなるようなことは無いでしょう。
製品仕様
seagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008の製品仕様ですが、以下の通りになっています。
ブランド | seagate(シーゲイト) barracudaシリーズ |
モデル番号 | ST2000DM008 |
容量 | 2TB |
セクターあたりのバイト数 | 4,096 |
ヘッド/ディスク | 2/1 |
インターフェイス | SATA 6GB/s |
SATA転送速度対応(Gb/秒) | 6.0/3.0/1.5 |
最大連続データ転送速度(MB/秒) | 220MB/秒 |
キャッシュ | 256MB |
ロード/アンロード・サイクル | 300,000 |
回復不能読み出しエラー率(ビット読み出しあたり、最大) | 10E14あたり1回 |
年間通電時間 (24×7) | 2,400 |
作業負荷率制限(TB/年) | 55 |
製品保証期間(年数) | 2 |
起動電力 (A) | 2 |
標準動作モード (W) | 4.3 |
アイドル時の平均消費電力 (W) | 3W |
スタンバイ/スリープ・モード、標準 (W) | 0.3/0.3 |
ノイズ値を含む電圧許容差 (5V) | ±5% |
ノイズ値を含む電圧許容差 (12V) | ±10% |
動作時(周囲温度、最低) | 0°C |
動作時(ドライブ・ケース、最高) | 60°C |
非動作時(周囲温度) | -40°C – 70°C |
ハロゲン・フリー | 対応 |
RoHS準拠 | 対応 |
高さ(mm/インチ、最大) | 20.2mm/0.795インチ |
幅(mm/インチ、最大) | 101.85mm/4.01インチ |
奥行き(mm/インチ、最大) | 146.99mm/5.787インチ |
ハードディスクフォームファクタ | 3.5インチ |
対応デバイス | デスクトップパソコン |
ハードディスクの回転速度 | 7200 毎分回転数 |
重量(g/ポンド) | 415g/0.915ポンド |
カートンあたりの数量 | 25 |
パレットあたりのカートン数/レイヤーあたりのカートン数 | 40/8 |
様々な事が細かく書かれている中で
色々書いてあって良く分からない…
そう思う方に下記の4項目だけ見ると良いでしょう。
- インターフェース
- キャッシュ
- ハードディスクの回転速度
- 最大連続データ転送速度
それぞれについて軽く説明していきたいと思います。
インターフェースについて
インターフェースとは、HDDをパソコン等に接続する規格の事を言います。
中でも現在主流な規格としてSATA規格と言うものがあります。
SATA規格以外にも旧規格としてIDE規格がありますが、今回説明は割愛します。
製品仕様を見るとseagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008は、SATA 6GB/sと言う表記がされているため、最新規格のSATAⅢが使われていることが分かります。
キャッシュについて
HDDにおけるキャッシュとは読み書きをするためのデータを一時保存するためのメモリーの事を言います。
キャッシュの容量が多ければ多いほどデータの読み書き速度が速いと言う特徴があります。
ですが、さすがにSSDの読み書き速度には敵いません。
製品仕様を見るとseagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008のキャッシュ容量は、256MBあるので、十分キャッシュの容量があると言えるでしょう。
ハードディスクの回転速度について
HDDの回転速度とは、1分間当たりのプラッタの回転速度の事を言います。
回転速度が速いとその分、処理速度が速いと言う利点がありますが、故障率が高くなるという欠点があります。
製品仕様を見るとseagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008のハードディスク回転速度は、7200毎分回転数を採用されています。
最大連続データ転送速度について
最大連続データ転送速度とはその名前の通りHDDの連続したデータを最大どれぐらいのスピードで転送できるか数値(MB/秒)で表したものです。
転送速度が速いほどHDDの読み書き速度が高速になりパソコン上でのあらゆる作業が早くなります。
HDDによって転送速度は変わりますが、HDDの回転速度が7,200rpmの物は、転送速度が130~220(MB/秒)が多いです。
seagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008の最大連続データ転送速度は、製品仕様を見ると220MB/秒なので十分速いと言えるでしょう。
同梱品
続いてseagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008の同梱品について紹介していきます。
まず箱の中身を全て出してみると以下の同梱品が入っています。
- seagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008 HDD本体
- カスタマーサポートの紙
それぞれ見ていきましょう。
seagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008 HDD本体
こちらが外箱から取り出した状態のハードディスク本体です。
外はプチプチの梱包材でしっかりと梱包されています。
プチプチの梱包材を外すとプラスチックのケースと一緒に袋に入った状態で出てきます。
全て外して中身を取り出してみました。
HDD本体の表面にはseagate(シーゲイト)のシールが貼ってありバーコードやQRコードが記載してあります。
シールの右やや下あたりに中国製との記載がされていました。
HDDの裏側はこんな感じになっています。
HDDによっては裏側の面半分ぐらいが基盤になっていたり丸出しになっている物もありますが、こちらはそうではないみたいです。
HDD本体を持つときに個人的には出来るだけ基盤面には触りたくはないので、基盤が隠れているHDD本体の方がありがたいです。
基盤が隠れていた方が何かと持ちやすいしね。
側面から見るとこんな感じです。
側面には、パソコンケースに固定する用のネジ穴が3か所あり両サイドに穴が開いているので、計6か所穴があります。
カスタマーサポートの紙
こちらは、HDDが入っていた箱と一緒に入っているカスタマーサポートの紙です。
あまり使う事は無いかも知れませんが、HDD本体の不具合や不明な箇所があれば下側に記載している連絡先に問い合わせをしてみると良いでしょう。
裏面には、是非レビューをして下さい!と言う記載がされています。
HDDベンチマークソフトで性能をチェックしてみた。
CrystalDiskMark 8.0.4cとATTO Disk Benchmarkの2種類のベンチマークソフトを使いseagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008HDDのベンチマークをしてみました。
CrystalDiskMarkでベンチマーク
まずCrystalDiskMarkでベンチマークを行います。
CrystalDiskMarkでは、シーケンシャルアクセスとランダムアクセスの読み書き速度を16MB~64GBまでの13種類のデータ量を使用して測定することが出来ます。
テスト測定する回数も選択することができて、最終的に表示される数値は、テストした回数の中から最も良い数値が表示されます。
- 16MB
- 32MB
- 64MB
- 128MB
- 256MB
- 512MB
- 1GB
- 2GB
- 4GB
- 8GB
- 16GB
- 32GB
- 64GB
今回は、上記の13通りのデータ量を使用してそれぞれのシーケンシャルアクセスとランダムアクセスの読み書き速度を5回ずつ測定してみました。
- 16MBで測定した結果
- 32MBで測定した結果
- 64MBで測定した結果
- 128MBで測定した結果
- 256MBで測定した結果
- 512MBで測定した結果
- 1GBで測定した結果
- 2GBで測定した結果
- 4GBで測定した結果
- 8GBで測定した結果
- 16GBで測定した結果
- 32GBで測定した結果
- 64GBで測定した結果
seagate(シーゲイト) barracuda st2000dm008の製品仕様を見ると最大連続データ転送速度は220MB/秒と記載されていますが、それぞれシーケンシャルアクセスの読み込み速度に関しては、仕様以上のスピードが出ていました。
シーケンシャルアクセスの書き込み速度は、16MB~128MBまでは転送速度低く出ましたが、それ以上は概ね仕様通りと言った所です。
ランダムアクセスの読み込み速度は、16MB~128MBまでは、多少転送速度が出ていたものの256MBを超えると一気に転送速度が落ちます。
ランダムアクセスの書き込み速度に関しては、16MB~64GBまで終始ほぼ速度は出ていないと言う結果になりました。
ATTO Disk Benchmarkでベンチマーク
続いてATTO Disk Benchmarkでベンチマークを行います。
ATTO Disk Benchmarkでは、512B~64MBまでのブロックサイズ別のシーケンシャルアクセス読み書き速度を測定することが出来ます。
測定した結果、32KBまでは、シーケンシャル読み書き速度共に遅い(1KBまでは、書き込み速度はほぼ出ていない)ですが、64KBからシーケンシャルアクセスの読み書きどちらとも一定速度は出て安定してくると言う結果になりました。
まとめ
seagate(シーゲイト) barracudaシリーズ2TB内蔵ハードディスクは、比較的安く購入することができる中で性能に関しては、インターフェースは最新規格のSATAⅢでキャッシュ容量は256MB、ハードディスク回転速度は毎分7,200回転と申し分なく、転送速度もベンチマークした結果一定水準は出ているため個人的には、コスパの良いHDDだと感じました。
最後に良かった点と悪かった点を挙げましたので購入を考えている方は参考にして下さい!
この記事を見て気になった方は下記の各リンクより購入することができますので、良かったら買ってみて下さい!
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